被相続人が貸していたお金の扱いは?

Q、被相続人が政治に友人や知人に貸したお金の扱いはどうすればよいのでしょうか?

遺産協議を行っていくにあたり、被相続人の財産を調べていたところ、被相続人の友人や知人などに貸しているお金が一覧となったノートを発見しました。
返済されたものについては記載されたことまでしっかりと記入してあるので、その他に返済が終わっていないものもあるようなのですが、被相続人が知人などに貸していたお金の扱いというのは、今後どうすればよいのでしょうか?
実際に返ってきていないお金に対して財産として扱い、協議で話し合うというのもなんだか中身のない話になってしまいますので、扱い方がわからずに困っています。

被相続人が貸しているお金はトータルで計算してみると200万円近くになるのですが、今現在はまだ名前が記されている被相続人の友人や知人などには連絡を入れていません。
ただもちろん、被相続人が亡くなったことは知っているので、葬儀などにも参列してくださいましたが、お金のことについては一切触れませんでしたので、こちらから請求してよいものかどうかについても悩んでいます。
ひとまずはお金を貸してもらえるようにこちらから連絡をした方が良いのでしょうか?

それとも被相続人が貸していたお金であり、被相続人が亡くなってしまったあとは私たち相続人が返して欲しいと請求する権利を持たないものとなってしまうのでしょうか?

A、まずは借用書の有無を確認した方が良いでしょう。

このような場合には被相続人が、実際にお金を貸していたということが明確になっているノートだけではなく、貸しているご本人との間に借用書があるかどうかを探してみると良いです。
借用書があった場合には相続人がこの借用書に記されている内容に基づいて、被相続人が貸していたお金についても一つの財産として相続する方法があります。
その上で相続人となった方が直接先方に対してお金を貸してくださいといった請求をすることができます。

借用書が見つからなかった場合には、ひとまず先方に確認の連絡を入れることが大切ですが、ここで例えば今後も少しずつお金を返していくということになれば、まずは相続人の中で代表者を1人決めてその上で月々の返済を行ってもらうと良いでしょう。
最終的に返済が終わるまではこの他に手をつけず、完済された状況の中で相続人同士が平等に分割すると良いです。
借用書が無い状態で先方に連絡を取っても、もうお金は返したと言われてしまったり、お金を貸したけど経済的な余裕がないと言われてしまった時には仕方なく諦めるのが1番です。

被相続人が貸したお金ということで一つの財産として考えると悔しい気持ちになりますが、証拠となるものが残っていない状況の中で先方に対し返済を求めるというのは非常に難しいことになります。
税理士さんなどに確認してみても同じことを言われると思いますが証拠がなく、お金を借りたご本人にも返す気持ちはなさそうだと判断した場合には、早い段階で諦めて、それ以上の請求などはここはならわない方が良いです。
その方が様々なトラブルを防ぐことに繋がり被相続人の友人や知人とのトラブルも招かずに済むでしょう。

反対にこのような部分で大きなトラブルになってしまうと後々まで引きずってしまうケースがあるので、出来る限りスムーズな解決をするためにも上記したような内容でお話を進めてみてはいかがでしょうか?
無理に返済してもらおうと必要以上に請求などを行ってしまうと、証拠がない以上は、言いがかりだなどと相続人側が悪者扱いされてしまうこともあるので注意しましょう。

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